カテゴリー
美術史

【やさしい美術史】
第4弾
大衆文化ラブ
『ポップ・アート』

みなさんこんにちは!
今回は、【やさしい美術史】シリーズ第4弾です!
早速始めていきましょう!

ポストモダンの新生児 『ポップ・アート』

年表

始まりと思想

1956年にロンドンのホワイトチャペルギャラリーで「This is Tomorrow」展が開催され、リチャード・ハミルトンを始め、大衆文化の心象や技術に関心を寄せる芸術家の作品が展示されました。”ポップ”という言葉が、敷く芸術の分野で公的に使用されたのはこれが初めてです。しかし、当時は抽象表現主義が中心で、イギリス美術の新しい様式は注目されませんでした。けれども、アメリカで抽象表現主義に対抗する運動が展開されると、ポップ・アートの性質を持つ作品が登場し、それによってポップ・アートはしばしばアメリカ発祥だと誤解されています。1960年代になると、イギリスやアメリカなどで展覧会が開催されることが多くなり、ポップ・アートが花を咲かせます。ポップ・アートは、ポストモダンの最初の芸術運動の1つであり、メディア漬けの消費社会のどこに芸術家や芸術品の居場所があるのかを初めて問うた試みです。

主なアーティストと作品

リチャード・ハミルトン
《いったい何が今日の過程をこれほどまでに変え、魅力あるものにしているのか》
Just what was it that made yesterday’s homes so different, so appealing?
© Richard Hamilton 2018.
《ホワイト・アルバム》(ビートルズのジャケット)
White Album
《スウィンギング・ロンドン》Swingeing London 67
© The estate of Richard Hamilton
アンディ・ウォーホル
《キャンベル・スープ缶》
Campbell’s Soup Cans
© The Metropolitan Museum of Art.
《20のマリリン》20 Marilyn
《スティッキー・フィンガーズ》(ローリング・ストーンズのジャケット)
Sticky Fingers
《ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ》(ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジャケット)
The Velvet Underground and Nico
ロイ・リキテンシュタイン
《ワーム!》Whaam!
© Estate of Roy Lichtenstein
ジャスパー・ジョーンズ
《旗》Flag
© The Museum of Modern Art
ロバート・ラウシェンバーグ
《モノグラム》Monogram
デイヴィッド・ホックニー
《紅茶絵画》
Tea Painting in an Illusionistic Style
© David Hockney
《大きな水しぶき》A Bigger Splash
© David Hockney
ピーター・ブレイク、ジャンハワース、マイケル・クーパー
《サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド》(ビートルズのジャケット)
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
パトリック・コールフィールド
《インテリア・ナイト》Interior: Night
© The estate of Patrick Caulfield.
デレク・ボシャー
《初めての歯磨き粉》
First Toothpaste Painting
© Derek Boshier.
トム・ウェッセルマン
《グレート・アメリカン・ヌード #21》
Great American Nude #21

クレス・オルデンバーグ
《ハンバーガー》Floor Burger

ジェームズ・ローゼンクイスト
《F-111》
© 2020 James Rosenquist Foundation
エド・ルシェ
《スタンダード・ステーション》
Standard Station
© 2020 Museum Associates / LACMA.

という事で、今回はアーティストや作品を多めに紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!
もしこの投稿が良いなと感じた方は、シェアやフォローをお願いします!
プレッジの支援もしていただけると嬉しいです!

次回予告
【やさしい哲学】第3弾 意識下の無意識『フロイト』
お楽しみに!

参考文献

『鑑賞のための西洋美術史入門』(視覚デザイン研究所)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

鑑賞のための西洋美術史入門 [ 早坂優子 ]
価格:2090円(税込、送料無料) (2020/10/7時点)


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

鑑賞のための西洋美術史入門 [ 早坂優子 ]
価格:2090円(税込、送料無料) (2020/10/27時点)


『世界アート鑑賞図鑑』(スティーブン・ファージング、樺山紘一、東京書籍)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください